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裏地付きの日傘【オシャレ仕立て】

裏地は着物の赤い裏地を使用

裏地は別の着物生地を使用

裏から見ても綺麗です

裏地は紅絹を使用

共生地の収納袋

2015/05/21

日傘といえば着物リメイク(リフォーム)での定番中の定番ですね。

当店では、日傘には裏地を付ける事をお薦めしております。

写真が、「裏地付きの日傘」ですが如何でしょうか。
着物一枚で作る日傘とは違い、粋でオシャレな日傘に変身します。

また、日傘収納袋も共生地で仕立てておけば良いと思います。
高価な日傘ですので、紫外線から守るためです。

日傘は、羽織から1本、着物からは2本が作れます。

「縮緬」「絞り」「大島紬」「銘仙」「刺繍のある着物」
は避けた方が良いでしょう。

縮緬と絞りは生地の伸縮が激しく、生地に負荷のかかる日傘には向きません。
大島紬と銘仙は負荷に弱いため、これも向きません。
刺繍は非常に紫外線に弱く、ワンシーズンで色が抜けます。

上記の説明は、作れない訳ではなくて破損する確率が高いという意味です。
上記以外の着物をチョイスするようにしましょう。

さて、日傘はどこのリメイク店でも作り方はほぼ同じです。
ただ、日傘の先端部分(石突と言います)の作り方ですが…

ほとんどのリメイク店では石突を生地で飾って(覆う感じ)仕上げていますが、当店の日傘は通常市販で売られている傘と同じく石突を生地で飾っていません。即ち、石突はそのまま出た状態です。

これには理由があります。

まず、付け方ですが、
中心の石突が木製ですので、石突に直接生地を固定出来ません。
あれは糸で巻いて固定しているため、糸が切れると形も崩れます。
であれば、最初から無いほうがスッキリとして良い、という考え方です。

あとは当店的には、「見栄えが良くない」という判断です。

すべての「モノ」には、見栄えという評価がついてまわります。

技術的なこと(縫製の美しさ)は出来て当たり前です。
当店では見栄え、即ちデザインにこだわって仕事をしています。

写真のように、「一工夫」、手を加えることによって、人目を引く"粋"で"美しい"着物リメイクの日傘になります。

日傘作りは、ぜひ当店いにしえにお任せくださいね。

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