着物リメイクオーダー専門店いにしえ

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着物から生まれた新たなリメイク

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一枚の着物を使いきる着物リメイク

生地使用料の多い順番に掲載していきます。まずはチュニック。洋服一着は作っておきたいですよね。この方は一番着る機会の多いチュニックを選びましたが、ワンピースやコート、またジャケットとスカート・パンツなどのスーツでも可能です。リメイクする着物の種類や色柄・生地、またお客様のファッション趣向で決められれば良いと思います。

次に日傘です。半袖のチュニックに合わせられる夏のコーディネートをイメージしました。洋服と日傘でお揃い生地、これは着物リメイクならではの発想です。他の生地でこんなコーデはまず見かけませんよね。人それぞれだと思いますが当店では割と人気の組み合わせです。日傘は、裏地に別の着物を付けてオシャレな日傘にすることも可能です。

普段の身の回りの小物6点です。エコバッグ、巾着大・小、ポーチ大・小、ポケットティッシュカバーとなっています。この方はトートバッグも制作していますので、バッグ内の整理用アイテムとして考えました。バッグ本体とバッグの中に入れるポーチ類をお揃い生地に出来ることも着物リメイクならではだと思います。

A4サイズの物が入るトートバッグです。全面をこの花柄の着物で作るとちょっと派手ですので、黒の喪服生地を使って派手さを抑えた仕上げにしました。またこの方法は、生地が足りない場合にも有効です。黒部分は写真では見えにくいと思いますが、流線形に切り替えたデザインになっており、その部分は大型の外ポケットになっています。中にもスマホポケットとファスナーポケットを付けています。

最後はフラワー(薔薇)です。上記のものを作った後のハギレで制作しています。このフラワーは、たとえば故人の着物であれば仏壇に飾る事もできますし、リビングに飾る事も出来ます。箪笥に仕舞いっぱなしではなく観賞用のフラワーにして飾り、故人を忘れないように、また、いつも近くに感じられるように出来ますので人気のあるリメイクです。

2024/03/09

着物リメイクでは「生地をムダにしたくない」と考える方が多いです。

●母あるいは祖母の形見の着物、
●ご自身の着物でもそれは両親に仕立ててもらった着物、
だからなのだと感じます。

着物は生地量が多いので、ワンピース等を一着作っても半分以上生地が余ります。

豊富な生地で、洋服ならジャケット&パンツ・スカート、ワンピース&ボレロ、コート&チュニックなど2着セットで作れます。
その洋服とお揃いのバッグや小物なども作れます。

ここまで作れば生地はそんなに余りません。
この方の場合はさらにハギレをフラワーにリメイクして、余ったのは本当に手のひらに乗る程度のこま切れハギレのみでした。

ここまですれば、両親に与えてもらって1回も着ないままの着物も、日の目が当たり喜んでいる事でしょう。
ご本人も「着物としては着られなかったけど、これからお出かけの際に着られるし持って行ける」とお思いのことでしょう。

高い着物を着られずにご両親に悪い、と感じていたお気持ちもやっと晴れたことでしょう。

実は着物リメイクをする方は、この方と同じ思いの人がとても多いんです。
日頃は存在も忘れている着物だと思いますが、その着物にはご両親の想いがつまっていると思います。

箪笥に仕舞ったままの着物を見る機会があれば、その想いに是非寄り添ってみてくださいね!

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